JSN■那覇市議会の普天間基地県内移設断念を求める意見書決議

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■那覇市議会の普天間基地県内移設断念を求める意見書決議

今日は、沖縄の左翼勢力の動きも知っておく必要がありますので、下記に「那覇市議会の動き」と「普天間撤去4・14集会で1万人規模めざす」動きを紹介しておきます。

左翼も、この機を逃さず勢力を結集して米軍普天間基地追い出し攻勢をかけ、鳩山内閣に揺さぶりをかけようとしています。我々としても決して負けるわけにはいきません!

●3月16日:那覇市議会が全会一致で

『鳩山政権に公約の順守と普天間飛行場の県内移設の断念を求める意見書』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-17/2010031701_04_1.html
(しんぶん赤旗)

これによると、

沖縄県那覇市議会が16日、本会議で「鳩山政権に公約の遵守と普天間飛行場の県内移設の断念を求める意見書」を全会一致で可決。国民新党・下地幹郎衆院議員派の会派「そうぞう」の3議員は採決前に退場。

意見書は、鳩山政権にたいして下記を要望。

(1)米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還を実現する
(2)「国外・県外」への「移設」の公約と沖縄県民の意思にも反する県内移設を断念する
(3)本腰を入れた対米交渉を行い、「日米合意」を見直す─ことを求めています。

この意見書案は、日本共産党が呼びかけ、6会派の代表が提案者となったもの。
その一人が下記↓

●<比嘉みずき(日本共産党)>日本共産党・那覇市議会議員のブログ
http://higamizuki.ti-da.net/ 2010年03月16日

日本共産党は、基地の押し付けは許さないという県民の怒りを県都で、全会一致で示したものとして意義は大きい」と語っています。

4月の県民大会開催など、保革の立場の違いを超えた大同団結の力で日米両国政府に立ち向かい、県内移設断念を強く求めていきます」と強調しています。

4月の県民大会開催とは↓

●普天間撤去へ4・14集会 第2回実行委 1万人規模めざす
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-17/2010031705_02_1.html

これによると「沖縄県民と連帯し、普天間基地の即時・無条件撤去を求める4・14中央集会」を4月14日に東京・日比谷野外音楽堂で開催。

集会スローガンの一つは「辺野古新基地建設計画反対、『基地のたらい回し』をやめよ」、主催者あいさつは全労連の大黒作治議長。集会後、国会までデモ行進。

第2回実行委員会は15日、東京都内で開催。

討論では「職場からの多数の参加で成功させたい。そのためにもDVDやリーフを使って職場でよく学習したい」などの発言があり、職場を巻き込んだ動員をかける。

沖縄県内すべての市町村長が県内移設に反対していると報じられていることも紹介され、県内移設に反対する”沖縄県民大会を超党派で開く沖縄県民に連帯して、無条件撤去を迫っていく大きな集会にしていこうとの意気込みを示しています。

注目すべきは『全国の基地闘争を強化する契機としていく、安保廃棄にむけた運動に発展させていく』ということが語られています。

左翼の運動戦略には、「一点突破・全面展開」という戦略がありますが、まさに、普天間基地の撤去の一点に全国あげて戦力を注ぎ込み、沖縄に一点の風穴を開けて全国の米軍基地撤去、そして安保破棄を勝ち取る戦略です。

左翼の普天間基地県外移設、国外移設運動は、沖縄県民の心を利用した日米安保破棄運動です。これは左翼の最終目標を観ても明らかです。その日米安保破棄は、最終的に決して沖縄県民のためではありません。

日本の安全保障なき基地移設運動は、最終的には、中国人民軍を呼び込み、沖縄県民を、日本国民の生命を危険にさらすことになるのです。

(JSN副代表・ささき)