JSN■中国は、すでに日本に戦争を仕掛けている(1)

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■中国は、すでに日本に戦争を仕掛けている(1)

●眼に見えない戦争

現代は、明治維新の時代に西洋による植民地化の危機が迫った時代とよく似ている。違うのは植民地化しようとしている相手が西洋から中国に変わっただけだ。

しかし、私たち日本国民は、日常生活の中でそんな実感を感じることがない。なぜなら、現在中国が仕掛ける戦争は、目に見えない思想的侵略であるからだ。

実は、これが藤井厳喜先生が説く「無制限戦争」である。マスコミの報道や日常の生活の中であらゆる思想的侵略を受けている。

領土、領海を奪う戦争は、武器を使って行われるものばかりではない。「情報戦」によって領土・領海を奪うのが現代の戦争であるのだ。

言わば、心理戦、思想戦であり、中国は日本人の精神を占領しようとしている。
この戦いの「楯」は、正しい情報による「認識力」であり、「武器」は、その認識から生まれる「言葉」である。

平和が、ただで手に入ると長らく思っていた国民には、にわかに信じられないことだろう。多くの国民は平和な日本が永遠に続くと思っている。しかし危機感を失った国には、必ず亡国の運命が待っている。それは歴史が証明するところであ
り、その亡国の予兆は、国民の心の中に生ずるのである。

まず必要なことは、日本国民も日本政府も、日本は、中国に仕掛けられた戦争の最中にあるのだという認識を待たなくてはならない。

●中国の日本属領化は、尖閣諸島から始まる

徐々に上がる水温の中でヌクヌク安住したカエルは、最後に「茹でガエル」になる話を知っているであろう。決して日本国民は「茹でガエル」の愚かさを笑ってはいられない。

中国の日本属国化の「水温」が徐々にが上がり続ければ、知らない間に日本が中国の属国になっていたということになりかねない。

日本国民は、「尖閣諸島」「東シナ海」「沖縄」の日本の再南端で起こっていることで「どうせ自分には関係がない」と思っている。しかし、尖閣諸島に伸びた中国の触手は、次は沖縄、そして日本本土まで伸びてくる。

そして、いつの間にか日本は中国の属国になっていたという日がやってくる。そうなったときにはもう遅いのだ。その時、日本は現代のチベットやウイグルのように中国の属国になっている。

その日本の危機は、沖縄から始まる。それが当ネットワークの主張であるが、正確には、中国の日本属国化は尖閣諸島から始まるのである。

では中国は、武器を使わない日本属国化戦略をどのように企てているか?それの戦略について、次回(2)で述べてみたいと思う。

(JSN副代表・ささき)