【バック№:10/01/08】■今年、鳩山政権下で迎える「日米同盟50年」の危機

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■今年、鳩山政権下で迎える「日米同盟50年」の危機

今日は、民主党政権が、普天間基地移設問題で今年前半、どんな方向に流れていくか、またアメリカはどんな反応を示しているか、みていきたいと思います。

民主党政権の動きで注目すべきは、

●防衛省、普天間移設対応で新チーム(TBS:1月5日19:58)
http://movie1.search.biglobe.ne.jp/video/watch/15fbf6e1e4b72212
<略>
「社民党の福島党首らがこれまでの日米合意に関わってきた担当者を交代させるよう主張していることに配慮し、与党の新たな移設先探しに対応する一方で、担当者の一部を引き続きアメリカ政府や沖縄県との調整に当たらせる態勢を整えました。」
という部分です。

昨日も社民党は、防衛省と外務省に対し、去年開かれた日米の作業部会で嘉手納基地への統合案など、「日米合意以外の案」をアメリカ側が改めて否定した理由を資料として提出するよう要求しています。今後も社民党主導で政府決断が左右され、「普天間基地県外移設」もしくは、「グアム移設」案が再浮上してくるでしょう。

もし、それがだめな場合は、年末に小沢氏が与党関係者に示した「伊江島か下地島移設案が出てくるかもしれません。すでに小沢離島案に首相と福島氏が「理解」を示したという報道もあります。

では、「伊江島か下地島移設案」に対してアメリカの反応はどうかというと、

●「ヘリ部隊は20分以内に配置」 在沖縄米海兵隊が見解
(1.5 産経)
<以下引用>
「 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地をめぐり、在沖縄米海兵隊は「普天間のヘリコプター部隊は移設後も、一体運用する地上部隊と飛行時間で20分以内の近接距離に配置する必要がある」との軍事上の見解を明らかにした。海兵隊の航空部隊と地上部隊を直結させる即応性の観点から、現行計画通りキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設が最善との考えを「20分以内」という具体的な数字で示したもの。地上部隊は沖縄本島のキャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブに駐留。政府与党内では普天間の航空部隊を下地島(同県宮古島市)へ移す案も浮上しているが、同島から北東へ300キロ以上離れた本島に、ヘリが20分で到達することは不可能で、海兵隊の見地に立つならば下地島への普天間移設は極めて困難だ。」
<引用終わり>

アメリカは、アジアの安全保障を第一に考えから下地島への普天間基地移設は困難という見解を示しています。米国はアジアの安全保障の観点から考えているのに対して、民主党は、安全保障を度外視しています。これを観てもアメリカと民主党との対立は避けられません。

昨年末には、日米安保条約改定50周年を記念して、日米両政府が予定していた「日米賢人会議」発足が先送りされ、アメリカが普天間問題で難色を示したことで同盟協議全面停止の様相を呈しています。

今年は、日米安保改定50年という節目の年。日本は、「普天間以外の同盟協議を進めるために、普天間問題と日米安保改定の記念行事を切り離し、賢人会議や局長級対話だけでも1月にスタートさせたい意向をもっていました
が、アメリカ側は、「それより先に決めることがあるはずだ」と態度を硬化させたままで、協議開始日程も決まっていません。

日米の溝は深まるばかり。日米安保は、50年の時を迎えて最大の危機に追い込まれようとしています。日米安保の堅持が安全保障の要、鳩山政権は、それに逆行した交渉をアメリカに要求するようなものです。

JSNとしても政府に対して日米同盟の堅持は日本の安全保障の要であることを国民の声を集めて訴えてまいりたいと考えています。

そのための第一弾が、沖縄県民の皆さんが企画した下記集会を支援することです。沖縄を守ることは日本を守ること。沖縄の問題は、等しく日本国民全体の問題なのです。

沖縄から、日米同盟堅持・憲法改正の声を!
逆転の発想こそ、日本を変革する早道になるでしょう!

(JSN副代表・ささき)

————-<緊急・超重要イベント案>—————————
■「日米同盟で自由と平和を守ろう!」デモ集会 in 名護
~もうだまされない!民主党亡国政権!~

※ 日米同盟破綻で日本は中国の属国寸前!
※ 名護市内で日米同盟堅持を訴えよう!

【デモ集会日程】日時:1月17日(日) 名護市 13:00~

<一部:平和シンポジウム>
時間:13:00~14:00
場所:大西区公民館  沖縄県名護市大西3‐8‐12
TEL 0980‐52‐4630

<二部:平和行進>
時間:14:50~16:00

【現時集会についての問い合わせ】
現地運営事務局(那覇) : 徳留携帯 090-6864-2290
E-mail:tokutome1603@ezweb.ne.jp
現地運営事務局(名護) : 崎浜携帯 090-3794-6785
E-mail:s-hideaki.777@ezweb.ne.jp

主催:「日米共同で自由を守ろう!」デモ集会実行委員会
共催:沖縄維新の会、沖縄の自由を守る会、日本再生ネットワーク
沖縄と共に「自立国家日本」を再建する草の根ネットワーク