沖縄対策本部長■羅援少将:尖閣諸島を演習地区に設定するべき(2012-03-07)

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■羅援少将:尖閣諸島を演習地区に設定するべき

中国では3月3日から全国政協会議(中国人民政治協商会議)、3月5日から全人代(全国人民代表大会)が始まっています。その記者会見で尖閣諸島に関して多くの発言をしている人物がいます。

それは、全全国政協委員、軍事科学学会副秘書長の「羅援少将」です。

彼は、鳳凰網のテレビ番組に出演し、「尖閣諸島附近で軍事演習を行う必要がある」と主張しました。

下記の動画をご覧くだださい。

<【動画】羅援少将:尖閣諸島を演習地区に設定(2012-03-07)>

日本語訳(仲村訳):
「また、軍事的に、私は軍事行動の必要性を要求します。」
「それは、我らの島礁であるからには、我らは我らの主権を行使します。」
「私たちの主権とは何ですか」
「我々は釣魚島(主権)を宣言することができるのです。」
「我らは軍事演習を行う必要があります。ここは、我々の一つの軍事演習区なのです。」
「誰かが上陸する場合、悪い結果を引き起こしたとしても、それは彼自身の責任です。」
「私はこれは一つの才能を体現していると感じる。」
「我々の真の主権は私に属している」
「また、我々の軍用機、軍艦については適切なタイミングで魚釣島附近へ到着する必要がある。」
「パトロールを行う。」
「だから、この点において私たちは知恵をたくさん持っていると思う」

この羅援少将の発言は、まだ日本のメディアでは報道されていません。しかし、この発言内容は日本にとっては聞き捨てならない事であります。

「日本の尖閣諸島への上陸を阻止するために、近くで軍事演習を行うべきだ。」

という主張したのです。このまま黙っていれば、日本は中国の軍事力に屈して日本の領土を奪われる結果となってしまいます。

もう一つ聞き捨てならないニュースがありました。これは、本来なら既に日本が先に行うべきを中国が主張し始めたからです。

下記ニュースをご覧下さい。

<尖閣諸島の天気予報検討=「絶対的主権示す」-中国>
(時事通信 2012/03/07-17:01)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030700743

【北京時事】中国気象局の鄭国光局長は7日までに、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)や周辺海域での天気予報を発表する必要があり、今後検討することを明らかにした。中国気象報の取材に答えた。
中国メディアによると、北京で開会中の全国政治協商会議(国政助言機関)の左宗申委員が「(夜のニュース番組)『新聞聯播』の天気予報に釣魚島を加え、全世界に対して中国は釣魚島についての絶対的主権を有することを明らかにする必要がある」と提案していた。
鄭局長は、同諸島周辺で多くの中国漁船が操業していることなどを理由に挙げた上で、「わが国気象部門は釣魚島の天気予報を行う技術的な能力がある」と説明。同局長は、左委員の提案を受け、「真剣に検討し、関係部門と協議する」と表明した。

日本の気象庁も尖閣諸島の天気予報を行なっていません。そこに、中国が尖閣諸島の天気予報を開始したら、それを理由に尖閣諸島の領有の正当性を主張し始めると思います。

日本の国家主権を守るためにも、日本は、中国より早く天気予報を報道する事です。

(仲村覚)