先日、「中華民族琉球特別自治区援助準備委員会」設立公告についてメルマガで発信いたしましたところ、多くの方に拡散ご協力してくださいました。本当に、ありがとうございました。
人民解放軍や中国共産党は沖縄を標的にしているという事実が多くの国民に知っていただくことが今は重要だとおもいます。そして、沖縄の反日感情や反米感情は、彼らの工作によって造られたものであると知る事が、今後日本を守る大きな力になると信じております。
■中国共産党の沖縄工作は「琉球独立運動」の段階に入っている。
さて、既にご存知のように現在彼らが進めている工作は、反日や反米だけでなく、琉球独立の段階に入っています。
確かに沖縄には、「かりゆしクラブ(琉球独立党)」というのがありますが、沖縄ではほとんど誰も相手にしていません。
ここで、断言しておきますが、日本から独立したいと思っている沖縄県民はほとんどいません。1%にも満たないことは間違いありません。
■「琉球自治共和国連邦独立宣言」をした団体がある
独立したい沖縄県民はほとんどいないということを確認知た上で、「琉球自治共和国連邦独立宣言」をした団体があるという事をお知らせしておきたいとおもいます。
それは、「NPO法人ゆいまーる琉球の自治」という団体です。
http://ryukyujichi.blog123.fc2.com/
2月8日に「琉球自治共和国連邦独立宣言」の動画Youtubeにがアップされています。その内容によると宣言は、去年の慰霊の日(6月23日)に行っていたようです。その団体の代表は、龍谷大学の松島泰勝という教授です。沖縄県石垣市出身です。
動画のヒット数は55回、英語版は12回ですので、世間ではほとんど相手にされていないようです。
しかし、今月の15日に毎日新聞の取材を受けています。
http://ryukyujichi.blog123.fc2.com/blog-entry-1066.html
そうです。世間ではだれも相手にしていないのに、全国紙は何故かとりあげる仕組みがあるのです。
■日本のマスコミが「琉球独立プロパガンダ」を流し始める時がくる。
私が一番恐れる事は、日本の大手マスメディアが、「琉球独立プロパガンダ」を流し始める事です。
「そんな沖縄県民はほとんどいないのにありえない。」と沖縄県民も思っています。
しかし、中共国内の「琉球独立運動を支援するべき」という報道や、NHKの「沖縄・日本400年」という特集、そしてこの「琉球自治共和国連邦独立宣言」と、全て沖縄を日本から独立させようというベクトルで動いており整合性がとれています。
この流れから行くと、日本のマスコミが「琉球独立プロパガンダ」を流し始める時がくるに違いありません。
■琉球独立運動はプロパガンダだということを広めなければならない
いまは、誰も相手にしない「琉球自治共和国連邦独立宣言」ですが、日本のマスコミが報道し始めたときに、多くの日本国民が騙されるにに違いありません。
そうならないためにも、「「琉球独立運動」」は、中国共産党のプロパガンダである」という事を全国に広める必要があるのです。
(JSN代表 仲村覚)
<PDF:琉球自治共和国連邦独立宣言>
「琉球自治共和国連邦独立宣言」
2010年、われわれは「琉球自治共和国連邦」として独立を宣言する。現在、日本国土の0.6%しかない沖縄県は米軍基地の74%を押し付けられている。これは明らかな差別である。2009年に民主党党首・鳩山由紀夫氏は「最低でも県外」に基地を移設すると琉球人の前で約束した。
政権交代して日本国総理大臣になったが、その約束は本年5月の日米合意で、紙屑のように破り捨てられ、辺野古への新基地建設が決められた。さらに琉球文化圏の徳之島に米軍訓練を移動しようとしている。
日本政府は、琉球弧全体を米国に生贄の羊として差し出した。日本政府は自国民である琉球人の生命や平和な生活を切り捨て、米国との同盟関係を選んだのだ。
琉球人は1972年の祖国復帰前から基地の撤去を叫び続けてきたが、今なお米軍基地は琉球人の眼前にある。基地があることによる事件・事故は止むことがない。日本国民にとって米軍の基地問題とは何か?琉球人を犠牲にして、すべての日本人は「日本国の平和と繁栄」を正当化できるのか?われわれの意思や民族としての生きる権利を無視して米軍基地を押し付けることはできない。
いまだに米国から自立することができない日本国の配下にあるわれわれ琉球人は、絶えず戦争の脅威におびえ続け、平和に暮らすことができない。
琉球人はいま、日本国から独立を宣言する。奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島からなる琉球弧の島々は各々が対等な立場で自治共和国連邦を構成する。
琉球は三山時代(14C半ば~15C初期)を経て、1429年に琉球王国として統一された。
その後1609年、薩摩藩は琉球王国に侵略し、奄美諸島を直轄領とし、琉球王国を間接支配下に置いた。1850年代半ばに琉球王国は米・蘭・仏と修交条約を結んだ。1872年に日本国は琉球王国を一方的に自国の「琉球藩」と位置づけ、自らの命令に従わなかったという理由で1879年、「琉球処分」を行い、「琉球王国」を日本国に併合した。
その後、琉球王国の支配者たちは清国に亡命して独立闘争を展開した。日本国に属した期間は1879年から1945年、1972年から2010年までのわずか104年間にすぎない。琉球が独立国であった期間の方がはるかに長いのである。
太平洋の小さな島嶼国をみると、わずか数万の人口にすぎない島々が独立し国連に加盟している。これらの島嶼国は、民族の自立と自存を守るために、一人ひとりの島民が「自治的自覚」を持って独立の道を選んだのである。国際法でも「人民の自己決定権」が保障されている。琉球も日本国から独立できるのは言うまでもない。
これからも日本政府は、「振興開発」という名目で琉球人を金(カネ)で支配し、辺野古をはじめとする基地建設を進めていくだろう。長い歴史と文化、そして豊かな自然を有するわが琉球弧は、民族としての誇り、平和な生活、豊かで美しい自然をカネで売り渡すことは決してしない。
平和運動の大先達・阿波根昌鴻は「土地は万年、金は一年」と叫び、米軍と闘った。われわれ琉球人は自らの土地をこれ以上、米軍基地として使わせないために、日本国から独立することを宣言する。そして独立とともに米軍基地を日本国にお返しする。
2010年6月23日 慰霊の日に
呼びかけ人
松島 泰勝(ゆいまーる琉球の自治/龍谷大学)
石垣 金星(ゆいまーる琉球の自治/西表島郷土史家)
前利潔(沖永良部島)
上勢頭芳徳(竹富島)
内間豊(久高島)
新元博文(奄美大島宇検村)
高良勉(沖縄島南風原)
謝花悦子(わびあいの里/伊江島)
平恒次(イリノイ大学/宮古島出身)
久岡学(奄美大島龍郷町)
森本眞一郎(1609年を考える奄美三七の会)
山田隆文(鹿児島在住奄美大島出身者)
照屋みどり(沖縄島豊見城)
本村紀夫(宮古島)
渡名喜守太(琉球弧の先住民族会)
島袋マカト陽子(琉球センター・どぅたっち)
太田武二(琉球センター・どぅたっち)
玉城義久(奈良沖縄県人会)
上原成信(一坪反戦地主会関東ブロック)
石坂蔵之助(沖縄市泡瀬)
喜久里康子(沖縄市民情報センター)
新垣重雄(石垣島)
当真嗣清(琉球弧の先住民族会)
島袋倫(ウチナーグチ振興研究家)
まよなかしんや(アイヌ民族と連帯する沖縄の会)
アイヌ・ラマット実行委員会
藤原良雄(藤原書店)
西川潤(早稲田大学)
上村英明(市民外交センター/恵泉女子大学)
竹尾茂樹(明治学院大学)
佐藤幸男(富山大学)
大林稔(龍谷大学)
西浜楢和(沖縄通信)
中村尚司(龍谷大学)
崔真碩(広島大学)
手島武雅(先住民族政策研究者)
日比野純一(FMわぃわぃ)
大河内秀人(江戸川区・僧侶)
秋林こずえ(立命館大学)
金子マーチン(日本女子大学/反差別国際運動事務局)
金子えりか(在ロサンジェルス)
以上