JSN■尖閣問題=建国以来最大の国辱的危機と沖縄防衛決戦

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JSN■尖閣問題=建国以来最大の国辱的危機と沖縄防衛決戦

■尖閣諸島問題は、建国以来の最大の国辱的危機

日本領海に侵犯した中国人船長を釈放された事により、「尖閣諸島問題は、三国干渉依頼に匹敵する国難」との意見も出始めました。そのとおり、私たちの祖国日本は、戦後経験したことのない大きな国家的な危機に遭遇しています。また、私は、9月12日未明の中国大使館の呼び出しは、ハル・ノートが突きつけられたようなものだとメルマガに記載したこともあります。

しかし、よく考えてみると、今回の国難は三国干渉やハル・ノートと比べ物にならないほど大きな危機に遭遇していると思ってきました。つまり、日本建国以来経験したことのない、国辱的危機に遭遇しているのです。その理由をいくつか列挙いたします。

(1)植民地ではなく日本の領土を返せといわれている。三国干渉の時は日本が植民地化したところを返せと言われ、ハル・ノートも大陸の権益の放棄をもとめられた。しかし、今回はもともと日本の領土だったところを返せといわれている。
  
(2)大東亜戦争でたとえるといきなり、「沖縄決戦」から始まる。大東亜戦争は、大陸や太平洋から戦争がはじまり、終戦4ヶ月前の1945年4月から沖縄戦が始まった。今回、有事が発生した場合はいきなり沖縄戦から始まる。

このように、私たちが学生の時に学んだ歴史以上に厳しいことを、今つきつけられている事を直視しなければならないと思います。しかし、戦前と比較してひとつだけ非常に有利な事があります。それは、「日米同盟」「日米安保条約」の存在です。今回の危機を乗り越えるためには、この強みを最大限に生かさなければなりません。

日本の領土を守り、開戦を回避するためにとるべき行動は明白です。まず、日本の自衛隊が日本の領土を守る決意を見せる事です。具体的にいいますと、自衛隊を尖閣諸島・沖縄に配備し、尖閣諸島も実効支配する事です。そして、次に日米共同で東シナ海の安定を守る事です。私は、最も効果的なのは米国の空母と海上自衛隊の共同で東シナ海で共同演習をする事だと以前から、知人には語っていました。そうしたところ、本日の産経新聞にそれがそのまま実現したかのようなニュースが掲載されていました。11月のオバマ大統領来日直後から、米海軍と海上自衛隊を中心に空母ジョージ・ワシントンも参加しての大規模な統合演習を実施することが明らかになった。とのことです。米海軍も日本の自衛隊も中共の野心を明確に認識している証拠です。

しかし、手放しで喜ぶわけにはいきません。2点警戒しなければいけない事があると思います。

一つは、中国人民解放軍が演習前に上陸作戦を行う可能性がでてくるということです。彼らが一番恐れているのは、尖閣諸島の実効支配を日本に先にこされてしまうことです。何故なら、その時にかれらの太平洋覇権の野望は打ち砕かれてしまうからです。日本がそのような動きを始めた場合、彼らは慌てて動き出す危険性があると私は見ています。ですので、尖閣諸島の実効支配は、国会で審議したり、マスコミで流したりする事なく、突然行うべきです。

もう一つの警戒しなければいけないのは、沖縄の左翼とマスコミです。沖縄の二大新聞は、「シナの沖縄侵略の工作機関誌」だと思って間違いありませんので、共同訓練の阻止に全力をあげて取り組んでくることは確実です。たとえば、「平和な沖縄に軍艦はいらない!」と新聞で騒ぎ、日教組と自治労と全駐労のの公務員の組合員を中心にした左翼団体が集会やデモを繰り広げると予想できます。また、11月28日には日本の命運を決める沖縄知事選がありますので、全国の共産党系労働組合の総力をあがた応援がはいる可能性が高くなります。

この左翼の沖縄連携運動に負けないだけの、保守の沖縄連携により、沖縄県民啓蒙と仲井真知事再選を実現しなければなりません。この戦いが民間における沖縄防衛決戦だと私は強く認識しています。


<日米軍事演習で「尖閣奪還作戦」 中国の不法占拠想定>
(MSN産経ニュース 2010.10.3 11:23)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101003/plc1010031124004-n1.htm

■11月の大統領来日直後に
【ワシントン=佐々木類】日米両防衛当局が、11月のオバマ米大統領の来日直後から、米海軍と海上自衛隊を中心に空母ジョージ・ワシントンも参加しての大規模な統合演習を実施することが明らかになった。作戦の柱は、沖縄・尖閣諸島近海での中国漁船衝突事件を受けた「尖閣奪還作戦」。大統領来日のタイミングに合わせ統合演習を実施することにより、強固な日米同盟を国際社会に印象付け、東シナ海での活動を活発化させる中国軍を牽制(けんせい)する狙いがある。

日米統合演習は2004年11月に中国軍の潜水艦が沖縄県石垣島の領海を侵犯して以来、不定期に実施されている。複数の日米関係筋によると、今回は、中国軍が尖閣諸島を不法占拠する可能性をより明確化し同島の奪還に力点を置いた。演習の中核は、神奈川・横須賀を母港とする米第7艦隊所属の空母「ジョージ・ワシントン」を中心とする航空打撃部隊。イージス艦をはじめ、レーダーに捕捉されにくい最新鋭ステルス戦闘機F22、9月1日から米領グアムのアンダーセン基地に配備されたばかりの無人偵察機グローバルホークも参加する予定だ。

第1段階では、あらゆる外交上の応酬を想定しながら、尖閣諸島が不法占拠された場合を想定。日米両軍で制空権、制海権を瞬時に確保後、尖閣諸島を包囲し中国軍の上陸部隊の補給路を断ち、兵糧攻めにする。空挺(くうてい)部隊が尖閣諸島に降下し、投降しない中国軍を殲滅(せんめつ)する。

演習は大分・日出生台(ひじゅうだい)演習場を尖閣諸島に見立てて実施するが、豊後水道が手狭なため、対潜水艦、洋上作戦は東シナ海で行う。

演習に備え、米海軍はすでにオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」(1万6764トン、乗組員170人)を横須賀基地に派遣。最新鋭のバージニア級攻撃型原潜とともに参加する。空母ジョージ・ワシントンは、作戦半径1千キロ以上の艦載機のFA18戦闘攻撃機や、数千の標的を捕捉できるE2C早期警戒機を使い、東シナ海洋上から中国沿岸部だけでなく内陸部の航空基地も偵察する。