参議院の沖縄選挙区も自民党の勝利の終わりほっとしています。
最悪の事態を回避する事ができました。そして、希望が見えてきた選挙結果でもありました。
沖縄では、普天間基地の「県内移設反対!」「即時撤去!」の声が大きく報道され、政府はそれが県民の総意のように受け取っています。しかし、先の参議院選挙の結果をみるとそれは、間違った理解であることが証明されました。
なぜなら、選挙に敗北した社民党推薦の山城氏こそ、普天間基地県内移設反対運動を主催している沖縄平和運動センターの事務局長だからです。
<沖縄平和運動センター>
http://www.peace-okinawa.net/index.html
4月25日の9万人集会、5月16日の普天間基地包囲行動、5月23日の鳩山首相が来沖したときの抗議行動、これらは全て「沖縄平和運動センター」が中心になって開催した基地反対運動です。そして、その行動こそが「沖縄県民の声」と発し続けていたわけです。
そうであるならば、ほとんどの沖縄県民は、山城博治氏に投票し彼は圧勝したはずです。しかし、結果は自民党の島尻氏の圧倒的な勝利に終わりました。
これはどういうことなのかを理解するために、下記にの開票結果の分析票を示しました。
上の表は、米軍基地の面積が市町村に占める割合の高い市町村順に並べています。
ここで、注目していただきたいのは、普天間基地の移設先である「名護市」、そして世界で最も危険と彼らが主張する普天間基地が所在している「宜野湾市」で「沖縄平和運動センター」の山城氏が敗北していることです。
そして、最も米軍基地の占有率の高い「嘉手納町」「金武町」でも山城氏は敗北しています。
この事実は次の事を意味していると思います。
基地の町に住む沖縄県民は経済活動も基地と共にあり、決して「基地反対」ではない、それは、マスコミに押しつぶされて発言できない、もしくは発言してもマスコミが無視しているだけである。
ということです。
実は、先日の普天満宮で国難セミナーを開催した後、金武町の商工会からセミナー開催の依頼がありました。
マスコミは彼らの声を全く取り上げてくれないと憤慨しているとのことです。
下段の票は、基地の無い市町村の開票結果です。
ほぼ全ての離島村で、山城氏は圧倒的敗北をしております。
下段の票で水色の行は離島です。
彼らの洗脳活動の及ばない地域では選挙に弱い事が実証されたと思います。